恋活・婚活に遅いなんてありません
シニア層における未婚者の数は決して少なくありません。
内閣府が2017年の国勢調査データを基に、生涯未婚率の動向を発表しています。
そのデータによると、2020年時点で男性は約26%、女性は約17%が生涯未婚であり、2030年には男性が約30%、女性が約18%に達すると予想されています。
そのため、将来は今以上にシニア世代の独身者が増え続けると予測されているのです。
シニア世代が恋活・婚活をする理由とは?
では、なぜ多くのシニア世代が結婚や恋愛をするのでしょうか?
代表的な意見をご紹介します。
・年齢を重ねると共に孤独感が強まり、生活を共に支え合えるパートナーを求めるようになったから
・定年退職まで忙しく、結婚の機会を逃してしまったから
・配偶者を早くに失い、残る人生を新しいパートナーと共に歩み始めたいと思ったから
・離婚経験後、再び結婚することに消極的だったが、まだ元気で、共に笑い、泣けるパートナーを求めるようになったから
理由は色々ありますが、共通して「独身の寂しさ」を強く感じるようになった結果、恋活・婚活を始めるシニア世代が多いようです。
また、女性は経済的な理由から婚活を始めることもあります。
シニア世代になり、老後の生活を考えたときに、精神的にも経済的にも安心できる、支え合えるパートナーを探すことが多いのです。
シニア世代にオススメの恋活・婚活の方法とは?
シニア世代が恋活・婚活する場合、どのような方法があるのでしょうか?
恋活・婚活を行うには、以下のような方法があります。
・恋活・婚活サイト・恋活・婚活アプリ
・恋活・婚活パーティー
・結婚相談所
この中から自分の性格に合っている方法で選んでいくと良いでしょう。
婚活サイト・恋活アプリとは?
婚活サイトや恋活アプリは、インターネットを使って異性と出会い、メッセージ交換を通じて関係を築くためのプラットフォームです。
料金は、男性は月額約4,000円から、女性は無料から始まるプランなどが主流となっています。
インターネットを介して見ず知らずの人と親しくなることに、多少の不安を感じるかもしれません。
しかし、現代のシニア世代にはスマートフォンやパソコンが身近なツールです。
オンライン上では、初めに条件を設定してパートナーを探し、「いいね!」を使用し、興味を示すことができます。
相手からの返信があれば、「こんにちは、はじめまして」から始まるメッセージのやり取りで関係がスタートします。
基本的に誰でも簡単に始められるのが婚活サイトの利点と言われています。
婚活パーティーとは?
婚活パーティーは、専門の企業が主催するイベントで、参加料を支払って異性との交流を図る場です。
料金は男性が一回約5,000円から、女性は一回約1,000円が主流となっています。
また、婚活パーティーには様々な形式が存在します。
プロフィールカードを基にお互いの情報を共有し、気になる相手を選んでカップリングを目指す方法が一般的です。
他には、食事を楽しみながらリラックスして交流するスタイルや、個室でマンツーマンで会話するローテーション式のパーティーもあります。
自分の求める出会いのスタイルに合わせて選択できるのが、婚活パーティーの魅力の一つです。
結婚相談所とは?
多くの人が一度は耳にしたことのある結婚相談所は、お見合いのセッティングをサポートする仲人型のサービスから、インターネットで手続きを完結できるタイプまで、多様な形態があります。
料金は、初期費用はおよそ50,000円から、月額費用は10,000円からが目安となっています。
結婚相談所はシニア世代にも適した出会いの方法です。
担当者が常にサポートしてくれるため、初めての方でも安心して利用できます。
結婚を真剣に考えている場合、料金は他の婚活方法に比べて高めですが、その分充実したサポートが受けられるのが特徴です。
50代以上を対象とした専門の結婚相談所もあり、登録者も多いため、希望するパートナーに出会える可能性が高まります。
シニア世代が恋活・婚活で気を付ける事は?
他人の意見に左右されない!
シニア世代が恋愛や結婚に踏み出す際、周りからの様々な意見が飛び交います。
一部には「60歳でパーティーへ行くのはどうか」と批判的な声を投げかける人もいるでしょう。
本人も「この年で恋愛は恥ずかしい」「他人にどう見られるか」とためらうことがよくあります。
しかし、あなたの人生は自分のもの。孤独を感じている時、他人がその寂しさを解消してくれるわけではありません。
みんな自分の人生を生きているのです。
100年生きる時代には、自分の人生後半を自らの手で築くことが重要です。
恋愛や結婚を考える際には、良意のアドバイスに耳を傾けつつ、他人の好奇の目は気にする必要はありません。
相手との事情を理解し合うことを忘れない!
交際が始まったら、以下のような話題をじっくり話し合う必要があります。
・それぞれの家庭環境
・資産を含む経済状況
・老後の計画
50年以上生きてきた以上、個々人がそれぞれの事情を抱えているのは当然です。
男性が経済的に安定しており、既に配偶者を亡くしている場合、その子どもたちは新しい結婚に反対することがあります。
また、相手に子どもがいる場合も考えられます。
相性の良い人を見つけたとしても、それぞれの背負う事情があり、妥協できない点も出てくるかもしれません。
もし運命の人に巡り合えたなら、急がずにゆっくりとお互いの家庭環境について話し合いましょう。
例えば、資産や家族の話、病気になった時のことなど、楽しい話題ばかりではありませんが、現実的な面をしっかりと話し合うことで、後のトラブルを避けることができます。
まとめ
いかがでしょうか?
婚活・恋活は若者が行う事だと思われがちですが、シニア世代でも安心してサービスを利用する事が出来ます。
皆様のいい出会いがある事を心から祈っています。
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