そのサプリ飲んでも大丈夫? 高齢者はサプリに頼るより〇〇するべき!

ライフスタイル

小林製薬のサプリが回収された経緯とは?

健康への関心が高まる中、機能性表示食品の安全性が改めてクローズアップされています。大阪市に拠点を置く医薬品製造販売会社の小林製薬が、自社の機能性表示食品である「紅麹コレステヘルプ」を含む3商品の自主回収を行うと発表しました。

小林製薬では、会見において摂取者から報告された健康被害に対して深刻な認識を示し、謝罪の意を表しました。

会見によると、今回のサプリメントを摂取した13人が腎疾患などの健康被害を訴え、そのうち6人が一時的に入院するという事態になりました。

具体的な症状としては、むくみや倦怠感、尿の色の濃さなどが挙げられ、2人には一時的に透析が必要となる状況になり、小林製薬は自主回収を決定したのです。

紅麹コレステヘルプはなぜ健康被害を及ぼしたの?

引用
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000208.000086052.html

今回の問題に対して、小林製薬では原因究明を行ったところ、紅麹の成分分析からは、意図しない成分の存在が明らかになりました。

この成分は「カビからできるもの」とされており、腎疾患との直接的な関連性は現段階で明らかになっていませんが、消費者の安全を最優先に考え、自主回収に至ったとの事です。

そのサプリ飲まないで!

今回の件で自主回収の対象となるのは、以下の3商品です。

・紅麹コレステヘルプ(45粒・15日分、90粒・30日分、60粒・20日分)

・ナイシヘルプ+コレステロール

・ナットウキナーゼ さらさら粒GOLD

小林製薬は、この事案を重大視し、今後も引き続き調査を継続することを発表し、消費者への影響を最小限に食い止めるため、迅速な情報提供と対応が求められる状況です。

サプリを飲むより筋トレをするべき!

60歳を過ぎても筋トレを行うことには多くの驚異的な効果がある事をご存じですか?

筋トレによって筋肉量と筋力の維持が可能となり、これが健康増進に直結します。

年齢と共に筋肉は自然と衰えていくため、意識的に筋力を維持することは非常に重要です。

筋トレを定期的に行うこと得る事が出来る効果

筋トレを行う事によって以下のような効果を得る事が出来ます。

・基礎代謝が向上し消費するエネルギー量が増え太りにくい体質へ

・高血圧や糖尿病など成人病のリスクを低減させる効果が期待できる

・バランス感覚を向上させ転倒予防

・骨粗鬆症のリスクを低減

このように、高齢になっても自立した生活を送るための大きな支えとなります。

また、精神的な健康維持にも筋トレは効果的です。

具体的に言うと、運動をすることでエンドルフィンが分泌され、ストレスの軽減や気分の向上が見込めます。

前向きな生活姿勢を維持するためにも、筋トレは有効な手段と言えるでしょう。

高齢者にオススメ!筋肉をつけるトレーニング方法5つ

ここでは、高齢者におすすめのトレーニング方法を5つご紹介します。

道具が不要で簡単にできるので、ぜひ実践してみてください。

・スクワット

足を肩幅に開き立ち、3~4秒掛けてゆっくりと膝を曲げて腰を下ろします。

膝が90度になる位置まで下げた後、再び3~4秒かけて膝を伸ばしながら立ち上がります。膝を完全に伸ばさずに負荷を与える事で効果が増します。

重要なのは、膝への負担を減らすために、椅子に座るような感覚で腰を下ろすことです。

バランスが取りにくい場合は、実際に椅子を使い、座って立つ動作を繰り返す練習も有効です。

・プッシュアップ

通常の腕立て伏せですが、膝を地面につけて行うバリエーションです。手を地面につけ、頭から膝にかけて一直線に保ちながら肘を曲げ伸ばしします。

終了時は肘を完全に伸ばさないことがポイントです。

手の間隔は肩幅よりもやや広めに設定し、体力に合わせて調整します。

通常のプッシュアップが難しい場合は、壁に手をついて立ちながら行う方法も効果的です。

・ブリッジ

仰向けになり、膝を曲げてからお尻を持ち上げます。10秒間静止した後、ゆっくりとお尻を下ろします。

お尻を床に触れさせずに、この動作を繰り返すことがカギです。

・かかと上げ運動

足を肩幅に開き、直立してからかかとを持ち上げます。

5秒間その状態を保持した後、かかとを下ろしますが、床に触れないようにして繰り返します。

バランスが不安定な場合は、何かに手を置いて支えながら行います。

・足上げエクササイズ

仰向けになり、片足をまっすぐ上に持ち上げます。

10秒静止させた後、下ろしますが、かかとが床に触れないようにします。もう片足も同様に行い、横になっても同じ運動を行い、両方の方向でトレーニングします。

ウォーキングも組み合わせていこう!

筋トレ効果を向上させるためには、有酸素運動の取り入れが勧められており、特に高齢者にはウォーキングが適しています。

特に高齢者の筋量減少を防ぐためには、早歩きと通常の歩行を交互に行うインターバルウォーキングが効果的です。

時折速めのペースを取り入れることで、筋力アップはもちろん、心肺機能の強化にも寄与します。

ウォーキングを特別な時間に割り当てなくても、日常生活で歩く距離を増やすことが可能です。

例えば、買い物に徒歩で出かけたり、外出先で少し遠回りをするなどです。

歩数計を用いて日々の歩数を把握し、現在の歩数から1,500歩程度増やすことを目指すのが良いでしょう。

高齢者がトレーニングする時は注意が必要!

高齢者ではすでに体力が衰えている場合もあるため、急な筋トレには注意が必要です。

・腰や膝が痛い場合は無理をしない

筋肉をつけることは腰痛や膝痛の改善につながりますが、無理な筋トレは関節に負荷をかけてしまうため逆効果です。

トレーニングを行う際は、痛みや症状が悪化しない範囲で行いましょう。

姿勢が間違っていると関節に負荷がかかりやすいため、正しい方法で行うことも重要です。また、回数も無理のない範囲に調整し、心地良い疲労感が残る程度でやめておくのがおすすめです。

また、運動前後にはストレッチを行い、身体をほぐすのも良いとされています。筋肉の柔軟性が高まり関節への負荷が減るため、痛みの予防につながります。

・高齢者は1日にどれぐらい運動すればいいの?

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2013」によると、高齢者では、強度を問わず身体活動を1日40分以上行うことが推奨されています。

この場合の「身体活動」とは、運動だけでなく、生活の中での活動も含みます。

つまり、横になったままや座ったままにならなければ、どんな動きでもかまいません。

筋トレやウォーキングなどの運動に取り組むのが難しい場合には、生活の中で活動量を増やすようにしましょう。

高齢者はサプリより食事で栄養補給しよう!

高齢者が健康的な生活を送るためには、サプリよりも食事で摂取する事が大切です。

特に、60歳以上の方が筋トレを行う場合は、良質なタンパク質をしっかり摂取することが効果的です。

では、良質なタンパク質とは、一体なんでしょうか?

以下を参考にして下さい。

動物性タンパク質・鶏肉や魚、卵など

植物性タンパク質・大豆製品、ナッツ類

動物性タンパク質と植物性タンパク質をバランスよく摂取することで、筋肉の修復や再生をサポートし筋トレの効果を最大限に引き出すことができます。

サプリメントは必要ない?

今回の小林製薬の問題でサプリメントは必要では無いとする考えが広まっています。

では、サプリメントは私達に必要ないのでしょうか?

その答えは、基本的に必要ではありません。

しかし、サプリメントによって不足している栄養素を補給する事は出来ます。

ただし、サプリメントを服用する際には色々と注意が必要です。

サプリメントを飲むときの注意点とは?

単に不足している栄養素をサプリメントで補うだけでは、栄養バランスが偏るリスクがあります。

自身の栄養状態を正確に把握し、食生活を振り返った上でサプリメントを利用することが重要です。

個々人の必要な栄養素は異なり、サプリメント選びはその人のライフスタイルや健康状態に合わせる必要があります。

目的に応じたサプリメントの選択が、適切な効果をもたらしてくれます。

また、サプリメントの摂取方法も重要です。

通常、水や白湯での摂取が推奨されており、お茶やジュースなどは成分の吸収を妨げる場合があります。

例えば、お茶で摂った鉄分は、タンニンにより吸収率が低下する恐れがあります。効果的な摂取を目指し、適切な方法での摂取が望ましいです。

サプリメント利用のポイントする時は何に気を付けるの?

サプリメント摂取の主な目的は、不足している栄養素の補給です。

摂取する際は、自身の食生活を見直し、必要な栄養素を特定することが大切です。

また、疾患の有無や自覚症状に応じて選ぶことが重要です。

サプリメント選びでは、成分表示を確認し、過剰摂取にならないよう注意が必要です。

専門家への相談を通じて、適切な摂取量や品質の高い製品の選定を心がけましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

機能性表示食品に対する信頼を揺るがす今回の事件は、業界全体に対する厳しい目を向けさせるとともに、消費者自身が製品選択にあたってより一層の注意を払うきっかけとなるかもしれません。

健康を支え、生活の質を向上させるための商品であるからこそ、安全性の確保は何よりも重要な課題と言えるでしょう。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました